震災後、放射能は大丈夫?

ハワイアンズ震災後、放射能は大丈夫?

2011年3月11日の東日本大震災後の福島原発事故。安全でクリーンだと言われていたものが、まるで神話のように崩れてしまった瞬間でした。爆発する映像を見て、たくさんの人が血の気を失ったことでしょう。それは、普通の工場などの爆発と違い放射能というものを扱う施設だからです。これが外へ出た時に、人間がどれだけ対処できるのかということが未知数でした。色んな噂が飛び交い、人々の不安を掻き立てたのは事実です。

自分の目で測定された数字を見てみよう

スパリゾートハワイアンズが放射能について、目をそらし続け無視しているわけではありません。ホームページには測定された数値が記載されています。ホームページ右上にある「放射線量測定結果」をクリックすると、真面目な測定結果が提示されます。真面目な、というのは測定器の種類やメーカー・製造番号まで記載して、測定日時と時間数まで記載しているのです。これは真摯に向き合っているといえるでしょう。

「でも、そんな数字を見ても全然わからない」という場合、ご自分のお住まいの市町村ホームページの放射能測定を見て比較してみましょう。同じくらい、もしくはそれ以下でしたら心配はないでしょう。何しろ自分が常時住んでいるところと同じくらいなら、問題はないのではないでしょうか。0.01~0.02μ/sくらいの誤差であれば許容範囲といえます。

どんな人の噂を聞くよりも、自分目で数字を確認して訪れることが一番だと思います。

ハワイアンズの安全衛生グループ

スパリゾートハワイアンズは、家族で訪れる人が多いところです。当然親は、より安全を子供に与えたいと思うものです。それはハワイアンズ側でも承知していることなのです。

そこでハワイアンズでは子供が口にする食事なども安全の取り組みをしました。安全衛生グループを作って、その中の衛生管理室で食品検査をしています。検査に「微量放射能測定装置FNF-401」という精度の高い機械を導入しています。

「でも、結局測定しきれないとかで、かなりざっくりなんでしょう?」と疑う人も中にはいるでしょう。でもハワイアンズ側は「ハワイアンズでワクワクした体験をして欲しい」というコンセプトにしているので、心配しながらの「ワクワク」なんてありえないのです。そこで、ハワイアンズで出される料理は、毎日、全品サンプリングして検査をしているとしています。夕食のビュッフェなど見ると、すごい数の種類の料理が並んでいるのに、それらを全て検査しているとあるのは、かなり徹底していて頭が下がります。

料理は、素材でチェック?それとも料理でチェック?という疑問もありますね。実は野菜などは素材段階でチェックされています。でも料理してからもチェックしているので、ダブルチェックしていることになります。何の仕事もそうですが、ダブルチェックは安心をよびますが、作業している方は大変ですよね。

放射能だけでなく、アレルギーなどの表示も徹底されています。それも食の安全なのです。学校給食などでも徹底を呼びかけられていますが、ホテル側が頑張ってくれていることを知ると、安心して食卓につけますね。

水は?温泉は?と心配もありますね。実は震災前から水はこだわっていました。なんと独自の浄水場をもっているというのですから驚きです。飲料水もプールも、ただ引いて提供しているだけではなかったのです。検査も自主検査と外部検査が行われています。

訪れる人々を大切にする精神-震災当時

東日本大震災当時のスパリゾートハワイアンズの対応の素晴らしさは広く知られることになりました。東京ディズニーランドでもキャストの対応は素晴らしかったといいますが、ハワイアンズの場合は、ほとんどのお客さんが水着もしくは裸でプールや湯船に浸かっている状態です。不安と恐怖は、いかばかりだったでしょう。

独自のライフラインの確保や食料の確保があったために、震災当時は帰れなくなった人たちのための食料提供をしてくれて、他の被災地のような凍える思いもしなかったそうです。でもこのハワイアンズ以外はほとんどが大打撃を受けています。それでもハワイアンズの従業員は心配な我が家よりもお客さんを優先して対応したのだといえるでしょう。宿泊予定ではなかった人たちに会議室やロビーや廊下も解放してくれたといいます。この対応を「当然」と受け取る人もいるでしょう。しかし東京では帰れなくなった人の目の前で、避難もさせずに駅のシャッターを閉める事態が起こっていたことはご存知だと思います。

そして、震災後東京方面に帰る人たちのために、まだ安全が確認されていない中を従業員が車が走行できると実際確認して送ってくれたという。

スパリゾートハワイアンズの心意気は、フラガールの笑顔の中にはもちろん、従業員の人々の中にも生きているのだと思うのです。今も、放射能などの心配からお客さんを守っているスタッフがいます。

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